2012年6月11日月曜日

住民税計算のポイント

住民税の計算方法について、会員の皆様からよくご質問をいただきますので参考資料をUPいたします。


>>住民税の計算方法(PDFファイル)

なお、資料の要旨について、所得税との違いという点からいくつか挙げておきますので参考になさってください。


■住民税計算のポイント~所得税との違い~

1.「均等割」と「所得割」の2種類がある

住民税には、一定の所得基準を超えた場合に一律4,000円(東京都の場合)が課税される「均等割」“課税所得金額”に税率を乗じる「所得割」の2種類があります。

2.「所得割」の税率が一律10%である

住民税では、上に挙げた「所得割」の税率が、一律10%です。
※所得税では、“課税所得金額”に応じて税率が変動する「超過累進課税制度」が採用されています

3.所得控除のうち人的控除の額が所得税に比べ少ない

住民税では、“基礎控除”“配偶者控除”等の「人的控除」(人的要因による控除)の額が、所得税に比べて1万~18万円少なくなります。またそれに応じて、“課税所得金額”も所得税に比べて大きくなります

※ちなみに、「物的控除」(「人的控除」以外の控除)は、“生命保険料控除”と“地震保険料控除”の計算方法が違いますがその他は所得税と同額です

4.調整控除がある

住民税には、「調整控除」と呼ばれる所得税にはない税額控除があります。

5.非課税基準がある

住民税には、「非課税基準」と呼ばれる、『一定の要件に該当する方や所得が一定の金額までの方なら課税されませんよ』というボーダーラインが「均等割」「所得割」のそれぞれに設定されています。

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